実践13「心理学とコメント〜没個性と叩き〜」


筆者注:
信憑性=MMR



劇場版けいおん!の興行収入が芳しいというニュースが流れている。
「エヴァ序越え!初動3億円突破!」なんて記事を目にした人も多いと思う
すごいですよね…
エヴァ以上ですか
おいおい簡単に騙されるなよ。
これは騙しだよ
??
「エヴァ」や「サマーウォーズ」なんかと比較してはいるものの、比較対象に「エヴァ」やワンピースの記録は含まれてないんだよ。

けいおんの初動は約3.2億円。
エヴァの初動は約5.1億円

つまりエヴァ越えというのは「エヴァ序は確かに越えているものの、破には及んでない」という限定的なものさ。
なのにいかにも劇場版エヴァの全てを越えたかのような言い回しの誘導をしている。
巧妙に隠してはいるがフジテレビの韓流プッシュのランキング偽造に近いものさ。 比較対照を限定して「快挙!」と、いかにもなインパクトを与えるテクニックだ。

まぁメディアが特定のものを応援したり、商売や政治の世界でもよく使われる手だね。
かぁ…
それで「けいおんは凄い」という印象を植え付けるんですね…

しかしあんたも良く見てますね…
もちろん、けいおん!の初動も十分快挙ではあるんだけどね。
「いかにも歴史的快挙」みたいな言い回しが個人的に非常に気に食わなかっただけで






岸理くん、君は歌は得意かね?
なんでしょう突然?

う〜んあまり得意ではないです…
どちらかと言えば音痴ですよ
ふふ、素直でよろしい。

ではもし君が、ステージ上で一人で歌えと言われたら、歌うかい?
歌うわけないじゃないですか!
そう、それは当然の答えのひとつだ。

では今度は逆に、1000人いるコンサート会場の中で、みんなと一緒に合唱する…これは出来るかい?
あれ・・・それなら出来そうな気がします・・・?
人はひとりでは中々出来ないことも、みんなと一緒になれば出来るというケースは多い。
これはひとりの場合、自分の存在があまりにも大きく目立つ反面、人に埋もれると自分の存在が目立たなくなるからだ。

個人の<匿名性>が高まり、<責任の所在>が不明瞭になり、個人の意識が希薄化する為に起こるものさ
ふむ…たしかにスポーツの応援とかでも、周りが煩いと自分も大声を上げれたりします…観客が少ないと絶対に声を出したりはしませんが
これを【没個性化】という。
教育なんかで言われるいわゆる「個性がない」という意味ではなく心理学用語だ。

これが悪いほうに発展すると、スポーツ観戦ならフーリガンが発生する。
責任感の希薄化が起こるんですね。
おまけに興奮状態にあるものだから万能感がでてしまうと。
新都社のコメントに応用すると、

・人気作、何を言っても許される
・気に食わない、みんなで叩けば怖くない

こんな現象が起きる。
どちらにしろ既に多くのコメントがついてるからこそ出来る行為なんですね
人は没個性化の中では、かなり本性に近い行動を取ると言われている。
普段抑圧された行動であればある程、だ。

新都社は口の悪いコメントが普通(むしろ望ましいとさえされている)のもそうしやすい要因だろうね。(口が悪いコメントが多いのは多分「同調行動」に起因するところと思われるが割愛しておこう)
作品叩きなんかそうでしょうね…
普段温厚な人でも裏では作品を叩いてたりするんでしょうね
もちろんコメント数の大小だけが要因とは限らない。

とくに2ちゃんねるや新都社の場合、コメントの匿名性が非常に高い…というより「名無し」であることも大きい。いわば「約束された無責任」がある状態だからね。
ツイッターでは叩けないひとでも名無しでなら叩けることは誰にでもあるだろう
たまに名前を名乗って叩ける人もいますけどそれはまた別の話。
しかし筆者の処女作「精神病になりました」も最初は結構叩かれてたなー
今となっては懐かしい話
あはは、ありましたねそんなこと
叩かれると余計に「気にして無いよ」と言わんばかりに気丈を演じて更新したりするもんだ。まぁだからこそ叩かれる期間が随分長くなってしまったと、今では思うよ。
叩いてる相手が平気そうにしてることほどムッとなることもないんでしょうね。きっと。
ちなみに叩かれてる本人が一番辛いことは「反応が全くないこと」。
叩かれること自体は実はそんなにダメージはないし、怒ったり敵が出来ることで興奮状態になって火に油を注ぐことになる。ムキになって「絶対に投げない」って思ったりね。
一番怖いのは【自分が全世界から無視されること】
存在感を喪失し、更新することの無意味さをいやがおうにも実感してしまう。

「とうとう飽きられたか」
「誰にも相手をされなくなったか」
「つまらない」

だから逆に叩かれてでもコメントがついた方が実は嬉しいんですよね
自分の経験上は、の話だけどね。
叩かれるとゲーセンの「Here`s a new challenger!!」とばりに対抗意識が出る(笑)
(「小蝿が飛んでる程度にしか思ってない」とか強がっていたくせに…)
じゃあ本気で消えて欲しい作家にはコメントしなければいいのかって話ですけど、 まぁそれも無理な話でしょうね
なんでですか?
嫌いなら早く諦めて欲しいと思うんじゃないですか?
結局、叩くほうも叩かれる方(※煽り返す場合)も、そういう状態って結構楽しんでるもんなのさ。
不健全な形のライバルがいる状態みたいなもん。
「嫌なら見るな」が通用しないのは、嫌いだと思いつつ相手のことが気になるから。
叩いてる本人だって叩く相手が簡単にいなくなったら「つまらない」と思うものさ。達成感ではなく虚無感の方が大きい。と思う。叩いたことないから分からないけど。
イジメと近いようで違う形ですが、なんでこんなこと起こるんでしょうね…
仮説は2,3あるね。
人は「あるべき形」に近づけるために自分の役割を演じる傾向もあったりして、自治厨はこれのエスカレートしたものに近いかな。

コメント欄で作者が返信する、1ぱげ、マルチ登録、新都社リンクがない、みたいな「新都社で相応しくない行為」を排除しようとする心理の顕れだったりね。
ああ、新人の新規登録の場合によく起こりますね
あとはまぁ、単なる憂さ晴らしだったり。
巨大な敵と戦ってる俺SUGEEEだったり。
レジスタンスみたいな。

精神的な症状でわざと反社会的な行動をとる人格障害もある。
【反社会性人格障害】【演技性人格障害】
これは性格の問題ではなく精神疾患だから混同しないように。
身もふたも無い話ですね
あとイジメには実はそれなりの効果があったりするんだ。職場の場合もね。

ひとつはヒエラルキーをはっきりさせて、上位にいる自分をアピールすること。異性がいる場合に多いね。本能なのかね。
男子校はイジメが少ないって言いますもんね。
未確認ですけど。
あとはまぁ、不遇な人がいると「自分より下がいる」と相対的に自分はまだマシだと安心できることとか。
「ブラック会社に(ry」でも言及されててなるほどと思ったね
ありましたね。
最近更新なくて忘れそうになってました。
更新が無いで思い出したけど、作品を投げる心理ってのも探せばありそうだね
先輩、お話中すいません。
だんだん心理学の話から雑談になってます。
そろそろ・・・
おっと
今回はここまでです。
閲覧ありがとうございました







抜粋コメ返

[125] 読んだ作品全部にコメントするのはパーソナルスペースが狂ってるのかな?

あなたのような方は貴重です。自信を持ってください。
無理やり当てはめるなら「メサイヤ・コンプレックス」が近いかもしれません。


[126] 長くやってて保守絵も描いてるのに人気ない人はどうなるのっと

心理学の効果はあくまでも+α程度のものです。
根本的な人気はやはり漫画の純粋な面白さに起因すると思いますので、
小手先のテクニックに捉われず、まず作品の魅力自体を見直してみるのも手かもしれません。
これは自論ですが。


[129] アキス先生やまあ図先生なんかは人柄を全然知らないけど作品は大好きだな 馴れ合わない人に好感持つのは憧れとかなのかな

先日記載の[取り入り]をしないことに好感を持つのかもしれません。
加えて人格を知らないからこそ想像が良いほうに膨らむのかもしれません。
自分が好きな有名人は人格者と思い込みたくなるけど、
実際知り合いになったらギャップにがっかりすることもあると思います。
その点ツイッターは諸刃の剣だと前々から思ってます。


[133] お手数ですが動画配信とコメの検証もお願いします。計算苦手で自分でできない。

ほんとお手数だよ

冗談はさておき、一応考えておきます。



今回の結論:人は顔の見えないところで本性が出る。


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